Sunday, October 2, 2016

スパゲティー スクワッシュ

どんだけの人が スパゲティー スクワッシュの存在を知っているのだろう。
アタシは半年前まで知らなかった。
友達と「OX」にご飯を食べに行った時に、メニューに「スパゲティー スクワッシュ ガーリックバター アンド パルメザンチーズ」みたいな名前の一品があった。グルテンフリーとして、スクワッシュをズッキーニやビーツみたいにスパゲティー状にシュレッドして料理したものだと想像し、それを注文した。
出てきた料理は 繊細なほど細いスパゲティー状のスクワッシュが、黄色いスクワッシュの殻を皿替わりに盛り付けられていた。
そこまではいいよ。
まあキレイにシュレッドして、なんて思いながら食べていたら、その繊維がその黄色いスクワッシュの皮の内側からピロピロと出てきているのが見えた。えっ!?
もしかして、これって人工でシュレッドしたわけじゃなく、ナチュラルにこういう状態に発育しているわけ?!?!
この驚きを即座に向かいに座っている友達に投げつけた。
「そうだよ、そういう風にすでになっているスクワッシュ」だよ。
衝撃だった。この植物の存在、全く知らなかった。
すごい、凄すぎる! なんだか知らないが、非常に感動した。

そしてすっかり秋になった今日この頃、マーケットの店先にも沢山スクワッシュが出始めてきたな、そういえば あのスパゲッティ スクワッシュもあるのかな、と思っていたら、テレビのフードネットワークで、スパゲッティ スクワッシュの料理の仕方を説明していた。よし、自分でやったる!と思い立ち、Whole Foodsまで買い物に行って来た。
ちゃんと値札に「spaghetti squash」と書いてあった。


これを長い方を軸に半分に切り、種を取り除く。
切った方を下に伏せてオーブン用のコンテイナーに並べる。水を少し入れて、アルミホイルでカバーし、400度で40分ほどオーブンで焼く。


この間、トマトソースを作る。
鍋にオリーブオイル、ニンニクを入れて炒める。ニンニクは多いほどいいので、私は丸ごと一個分入れる。よく熟した大きめのHeirloom Tomatoを2個、ざく切りにして鍋に放り込む。イタリアンドライハーブのミックスを入れ、シーソルトとコショウ。好みでマッシュルームを入れてもよし。トマトペーストと赤ワインも入れて煮込む。トマトソースのレシピを見ると 対外砂糖を入れるとあるけど、熟したHeirloom Tomatoを使うとすごく甘みがあるので、砂糖は全く入れなくていい。
オーブンが40分経って チーンと鳴った時には トマトソースも出来上がっている。それくらい簡単なのだ! 最後にフレッシュバジルを入れて火を止める。

スクワッシュをオーブンから出して、スプーンやフォークで身を掘り起こすと、Tad-ahー!キレイなスパゲッティ状の繊維が出て来る出て来る。




これを一旦ボウルに入れ、オリーブオイル、シーソルト、コショウで軽く味付けし、スクワッシュの殻に戻す。別で炒めたエビを並べ、トマトソースを掛け、チーズ、パセリ、パン粉替わりにカリフラワーのみじん切りを振りかける。これをまたオーブンに戻し、チーズが溶けて表面がブラン色になるまで焼く。 


いや、これが旨いのなんのって。スパゲッティ スクワッシュは画期的な野菜です。こんな風にスパゲティー状の身を持って育つなんて、ほんとんどミラクルです。
Mr. Hubbyは、子供の頃、これにブラウンシュガーとバターを乗せて食べていたとか。こんな風に本当に「スパゲティー扱い」をして食べたのは始めてだ、と感動していた。

ガーリックバターとか、クリームソースとか、バジルのペストなんかの味付けにしてもいいし、チキンスープに入れて ヌードルスープにしても美味しいと思う。

この秋は スパゲティー スクワッシュにはまりそうだわ。